マレーシアと日本のビジネスの違いを把握しておく

シンガポールという小さいながらに、アジアの中心地となる国に隣接するマレーシアという国を皆さんはご存知だろうか?

当然名前は聞いた事があるだろうが、マレーシアのイメージを友人達に聞くと本気で槍を持って、動物を追いかけていたり、民族衣装に身を包んでいたりするなんて答えが返ってきて驚愕する。

マレーシアの国土面積は約330,434平方㎞であるが、マレーシアの人口は日本の約4分の1程度なので、かなりゆったりとした人口密度になる。

人口密度が少ないためか、ローカルのマレーシア人の仕事への考え方や仕事に対しての努力のレベルはまだ低く、そのビジネスリテラシーはローカルマレーシアンをビジネスパートナーとして選ぶには、非常に不安な要素の一つとなる。

例えば、日本式の仕事タスク管理方法は非常に優れている。

仕事を頼まれれば必ず細かいスケジュールを作成し、その完成までに余裕を持たせる。

この方法はBtoBだけではなく、BtoCのビジネスでも当然適応される。

日本人が10月15日までに必ず納品します。と約束すれば、それが例え知り合いであれアルバイトであっても、10月12日までには完成させ、10月13日にはリチェック10月14日を予備日とし、10月15日の指定時間にきっちりと納品する。

少なくとも、大手企業がまず最初に教えるのはビジネスの基本となるマナーと、上記のような仕事のタスク管理方法であるはずだ。

納品に遅れることなく、余裕を持って仕事をする事。

まあ近年のITベンチャーは逆で、無茶苦茶なスケジュール感で仕事をすすめぶっ飛んでも、しょうがないというスタンスのところも多いが…。

上記を踏まえ、マレーシアと日本のタスク管理の方法の違いを書いていく。

(仮にマレーシアタスク管理と名付けておく)

マレーシアの場合、頭の中である程度のスケジュールを考え基本的に「不可能な納品日」をまず相手に伝える。

10月15日にできそうであれば、「10月13日までに頑張ります」とクライアントに伝える。

当然13日にはできないので、「すみません、できませんでした」と伝える事になる。

日本であれば、即座に信用を失い、まず今後取引をしてもらえないだろう。

但し、マレーシアではこの方法がスタンダードだ。

なぜか?まずクライアントは納品予定日を早く伝える事で、やる気があるんだな!

と感じて喜ぶ。そして依頼された側は、13日までに何とかしようと頑張る。

頑張ってできなければしょうがない、次の日までに頑張ろう、それでもダメなら次の日に、という形で進んでいく。

なぜこのような方法で、マレーシアのビジネスが成り立っているのか。

私も年に10回以上マレーシアに仕事で出向く機会があるが近々まで理解できなかった。

しかし最近ようやく理解する事ができた。

マレーシアでは上記したマレーシアタスク管理でなぜビジネスが成り立つのか?

ではなく、マレーシアタスク管理ではないと、ビジネスが成り立たないのである。

なぜ成り立たないのか、理由はローカルマレーシアンが仕事をさぼるためである。

日本人は一部を除いて仕事をサボる、という行為に対して、いけない事だという認識がある。

しかしローカルマレーシアンにそんなものはない。

時間ができれば、別に仕事なんてやらなくていいし。金をもらっていかにサボる事ができるか、が彼らの仕事の一つである。

なので、クライアント側からすれば、できない納品日を伝えとにかくサボらないように働かせ、無理ならしょうがないから延ばすというタスク管理方法でなければ、彼らを管理できないのである。

マレーシアは国土も広く、まだまだ発展途上な部分が多いがゆえに、ビジネスチャンスも多く眠っているし、発掘できる宝石は山ほどある。

ただし、日本と同じビジネスレベルをローカルに求めるのはまだまだ先の話になりそうだ。

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